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2002/06/01/(Sat)
In My Room
俺が音楽を聴き始めた頃はロックの変動期で
洋楽好きの連中は、みんな髪を伸ばしてベルボトムで
ブリティッシュロックなんかを聞いていた。
ポップ好きの人達は、みんな上品で
ポピュラー音楽やヒット曲を聴いていた。

当時、俺が惹かれたのは
ビートルズやその周辺、ロックやソウルっぽいポップス
プログレ軍団などだったが
それらは、どれもその年上の人達にすべて開発されていて
俺が好きだといっても
「若造が何を言う」みたいな目でしか見られなかった。
そんなことが続いて嫌気が差してきた俺は
そのうち自分の居場所を探すようになる。

ちょうどその頃、ポップロック時代が到来。
ベイ・シティ・ローラーズやスージー・クァトロとか
クイーンとかパイロットとか…
ロックからすれば亜流みたいな音楽が人気を博した。
そして極めつけは Wings だな。
ロック兄さん達には不評でも
俺達若造には、それらが新鮮でね。
純粋に楽しめたんだよな。
ディスコ登場までの短い期間だったけど
俺達の時代が確実に存在していたんだ。

前にも書いたけど、東京に来てからは
それはアイドル・ポップになった。
アイドル・ポップとは言っても
ま、詳細は書かないが
実質的にはティンパンアレィ系のようなものだったから
クォリティは非常に高かった。
これらも、分別あるオトナどもには不評だったが
確実に俺達の時代だったんだな。
年上の連中に侵されていない「俺達だけの」部屋だったんだ。

そして最後に到達したのが Beach Boys だった。
まるでフロンティアのごとく。
西へ西へと進みつづけ
最後にキャリフォーニァの海岸に到達したのだ。

ビーチボーイズの部屋の入り口には扉が付いていた。
その扉はとっても魅力的で、見ているだけでも飽きなかったが
俺はその扉を開いて中に入ることにした。
そして俺は、今でもその部屋の中にいる。

普通の人は魅力的な扉だけで満足してしまうだろう。
或いは、扉だけ見て「僕はいいや」なんて言って
その場から立ち去ってしまうかもしれない。
人によっては、取っ手が見えず
それが扉だとさえ気付かないかもしれない。
入ることの出来た俺は幸せだったのだ。

ビーチボーイズは、最近ようやく価値が認められて
ロックの中での地位が確立した。
だが、ロックファンの間で浸透したかといえば
そんなこともなく、未だに偏見は根強いままだ。
これからも恐らく変わらないと思う。

ビーチボーイズの部屋はブライアンの心と同じように
永遠にオトナどもに侵されることは無いだろう。
そして俺も永遠に住み続けるのかもしれない。
時々出たり入ったりしながらね。
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